私はエビシーが好き。
「そういえば今日なるるの好きなエビシー見たよ!」
「なるるといえばエビシーだよね」
そんな声を皆さんに何度かけてもらったかな。
私は「エビシー」が大好きです!
(引用: エビシー【公式】 (@abciee) | Twitter)
知らない方のために………
(大阪の)中之島の堂島川近辺で目撃された未確認動物(UMA)。ABCのテレビ、ラジオが大好きで、電波に誘われ中之島にやってきた。好奇心旺盛。まだ子供なので、やんちゃでいたずら好き。
6歳の男の子なのに目標は「M-1出場」。
この大阪感溢れるところも魅力の1つです。
そんなエビシーは2015年にテレビデビューすると同時に平日の夕方「キャスト」内の天気予報コーナーに毎日出演していました。
その名も「うめきた天気」。
JR大阪駅近くのグランフロント大阪1階「うめきた広場」にて毎日天気予報をお届けしていました。
勇気を出して初めて会えたのは2015年10月。はじめはどこから出てくるかも分からず、一生懸命探して緊張していた中、エレベーターから出てきたエビシーが大歓迎してくれたとびきりの優しさにびっくりしたことを今でも覚えています。多分1度エビシーに会ったことがある人は分かると思うんだけど、初めましての人でもすごく優しく接してくれるの。
エビシーのことがもっと大好きになったとき、ふとこんなことを思うようになりました。
「天気予報とキャラクターって、関係ないって思われたらいなくなっちゃうのかな?飽きられたらいなくなっちゃうのかな?」
なんとまあ偉そうなことを考えてたんだろうと今となっては恥ずかしいんですけど……なんだかどのキャラクターに負けない、いや世界一優しくてやんちゃで素敵なエビシーをもっとたくさんの人に知ってもらいたいな!って思っちゃったんです。ひとりっ子でママが大好きなエビシーがもっと愛されてほしいな、って。
私ができることはなんだろう?
家庭科の成績が良かったわけでもなく器用でもない中で、試行錯誤を繰り返しました。
夏は暑いからうちわとペットボトルホルダー。
遊ぶためのボールやリュックサックも。
秋はハロウィン仕様に。
そして冬はマフラーとイヤーマフラー!
寒い冬はほぼ毎日着けてくれました。
マフラーは着せ替えもできました。
(懐かしい浦川アナです)
エビシーのぬいぐるみが発売されてすぐには、
お馴染みのレインコートエビシーを作ったり
サンタエビシーや66周年喜ばせ隊士〜も!
デビュー1・2・3周年には蝶ネクタイを。
などなど、季節にまつわるさまざまな「ネタ」を完成させたものの。
ーーどのタイミングでいつ渡せばいいのか。
はじめはかなり胃が痛くなるほど悩んだり考えたりしたものです。笑
エビシーをはじめスタッフの皆さん、そして天気予報士の清水さんにはたくさんの「無茶振り」をさせてしまったこともあるかと思います。それでも皆さんは優しくてどれも素敵に使ってくださいました*1。ありがとうございました。
今日2018年9月28日にうめきた天気は終了します。
もちろんエビシーがいなくなるわけじゃないんです。10月から「キャスト」のスタジオに登場するんです。
でも、いつも大阪駅に行けば会えた「弟*2」に会えなくなっちゃうのはなんだか心にぽっかり穴が空いてしまうような寂しい気持ちがして。
エビシーのテレビデビューと共に私の大学生活も始まっていました。だけどいわゆる「大学デビュー」というような華やかなこともできず、たった1つの夢に向かってガムシャラに走り回ることしかできなかったため、友達付き合いで悩んだ時期もありました。そんな私にとってエビシーは、いつも駆け寄ってくれてお茶目な姿を見せて癒してくれる、かけがえのない「親友」になっていました。
もうこれ以上ないんじゃないか、というくらい精神的に参っていた昨年の9月はなかなか会いに行けなくて。でも常にバッグにエビシーキーホルダーをつけて「いつも私にはエビシーがいる」って言い聞かせて乗り越えてたし、山場を越えたちょうどその日に偶然にもエビシーがおもむろにペットボトルホルダーを使ってくれたんです(エビシーファンの方から教えていただきました)。もうあれをバスの中で見た時はなんだかエビシーが応援してくれたみたいで、1人で静かに泣いていたことを思い出します。
エビシーとはたくさんの写真を撮ってもらいました。「エビシーと話せるんだね!*3」ってスタッフのお姉さんにも言ってもらえるくらいたくさんコミュニケーションをとってたくさんの元気をもらっていました。
小さい頃から目立ちたがり屋なくせに人前に出るのが恥ずかしいという面倒な性格を持ち合わせていたせいで、自分から発信することがとても苦手でした。それを変えてくれたのは他でもないエビシーのおかげなんです。私自身が目立たなくても、誰かを人気者にさせたい!有名にさせたい!という思いが、私の将来の夢を繋げてくれて自信を持たせてくれました。
「いつも難しそうな顔をしている」と言われ就職活動でも悩んだけど、話し手の後ろにエビシーがいると思うと「ふふふ」って自然と笑えてきちゃって上手くいくことだってよくありました。慣れない裁縫のおかげで、「チャンス」を逃さず自分から声をかけたり何かに挑戦したりすることも増えました。
私だけじゃなくたくさんの人が、うめきた天気を通して、そしてエビシーという存在のおかげで、しんどい日々でも頑張ろうと思って笑顔になっていました。だからエビシーの新たなステージが、必ず幸せな方向に向かうための道であることを願っています。これからもエビシーがたくましく、でもやんちゃでいたずらっ子で素直な心は忘れずに活躍できますように。
私は来年の春上京します。(一応、多分。)
まさか私よりも先にエビシーの方が会えなくなるとは思っていなくて、あまりにも早い節目が来てしまって戸惑っています。でも私だってがんばるからね。エビシーに直接会うことが減ったとしても、今まで助けてくれたり支えてくれた思い出を抱きしめて、負けないくらい成長できるようにがんばるからね。
そしてこの気持ちは4年前から変わらず、
「これからもエビシーとエビシーの周りにいる皆さんが笑顔溢れる毎日でありますように。」
自暴自棄になったときも同じように悩み、楽しいことがあれば同じように喜んで、いつも支え続けてくれた母と、たくさんのわがままを受け入れてくださった全ての皆さんに感謝します。